2017/08/05
2017-04-20更新!
サーフィン初心者。
始めた時は誰しも初心者。
サーフィンが上手いのってカッコいい!
全国の初心者サーファーの共通の希望は
「早く上手になりたい」
だろう。
でもどうやったらサーフィンが上手くなるんだろう。
がむしゃらにやっても中々上手くならない
過酷なスポーツがサーフィン。
タンロムも大人になってからサーフィンを始めた
遅咲きサーファー
かつ、上達に圧倒的不利とされる
週末サーファー
だった。
そんなサーフィン環境でも、意識を高く持ち、
ちょっとしたコツを交えて練習すれば
必ずサーフィンは上達できる。
今回はサーフィン上達の近道を
徹底的に紹介したいと思う。
徹底的に書きすぎて長文になってしまったが
是非とも最後まで目を通して欲しい!
初心者サーファー向け度
★★★★☆
(初心者サーファーに参考になりまくり)
もくじ
サーフィンが上手くなるコツ 良い波に乗れ
サーフィンは波に乗れば乗るほど上手くなる。
サーフィンを最短距離で上達させるには
良い波に乗る
これに尽きる。
これがサーフィン初心者が最短で上達する
もっとも効果的なたった一つの方法だ。
ぐちゃぐちゃの波でひたすらテイクオフを繰り返すより
良い波で1本ロングライド出来た方が経験値が高い。
良い波との出会いがサーフィンを飛躍的に上達させるカギとなるのだ。
しかし初心者は思う。
そもそも良い波ってなんだ?
ここに大きな落とし穴がある。
そもそも初心者は波を見極める目が無いので
何が良い波か分からないうえに
サーフィン教本や上級サーファーのいう良い波は
初心者サーファーにとってはサイズが大きすぎたり
掘れていたりして初心者殺しだったりする。
まずは
初心者の良い波≠上級者の良い波
という事を頭に入れなければならない。
本人のサーフィンレベルが上がれば上がるほど
My良い波指数的なモノも変化していくのだ。
まずは、いまの自分のとっての適正サイズは何だろう?
と少し考えてみよう。
安定して、恐怖心も無くテイクオフ出来るサイズが
モモコシサイズだった場合(横に滑るとかは考えなくていい)
上達出来る波のサイズは
コシハラだ。
要は自分の楽しい!と思うサイズのワンサイズ上が
上達に最も適したサイズとなる。
波情報を見る時の参考にして欲しい。
初心者のうちはサイズがあがるにつれて恐怖心が増すし、
サイズが大きい時の海は猛者だらけになり
初心者の出る幕はない。
そもそもゲッティングアウトすら出来ないだろう。
基本的にゲッティングアウト出来ないサイズの波は
乗る事が出来ないと思ってくれて良い。
今乗れるサイズの2サイズ大きい波予報が出ていたら
もうワンサイズ小さいポイントでサーフィンしよう。
いつも行くポイントが今乗れるサイズより小さい場合は
思い切って外海に出たりして
サイズのある波にチャレンジしよう!
いつも小波で乗っていては脱初心者に時間がかかるし
サーフィンに最も大切なパドル力も鍛錬できない。
まとめると
今の自分にあったレベルの
ワンサイズ上の波に乗る
まずはこれを頭に入れて欲しい!
サイズだけじゃない大切な波質
まずは自分にあったサイズが分かったと思うが
良い波の条件は波のサイズだけではない。
そこがサーフィンの面白い所であり、難しい所でもある。
初心者にとっての良い波は
やや厚めの遅い波だ。
厚め?遅め?
初心者のうちはこれすら分からないだろう、でも大丈夫。
分かりやすくシンプルに言うと
厚めの波=水の量が多い波
遅めの波=ブレイクのタイミングがゆっくりした波
突き詰めれば微妙に違うと思うが、
初心者のうちはこれくらいの認識で大丈夫。
上達するにつれて、おのずと知識も付いてくる。
波情報とかだと「トロ厚い波」なんて表現で書いてあるだろう。
自分の行くポイントがトロ厚いのなら
絶好のチャンスだ!波乗りに行こう!
なぜトロ厚い波が初心者向けかと言うと
厚い波の逆である掘れた波だと
波の斜面が急に切り立ってくるので
初心者はビビってしまってテイクオフ出来なかったり
頑張ってテイクオフを試みてもパーリングしまくって
心にダメージを負う。パーリングはヘタすると身体も怪我をする
初心者のうちはパーリング上等!っていう
根性論も大切なのかもしれないが
根性論ではサーフィンは上手くならないし
なにより波に乗れないとサーフィンを挫折してしまう。
もうひとつ。
トロい波の逆の早い波だと
ブレイクが早いので、すぐ波が崩れてしまう。
波の早い遅いというのは、波の崩れるスピードの事だ。
初心者はパドル力も無いし、テイクオフも遅いので
やっとの事でテイクオフ出来ても、もう波が終わって
スープの上に立つのがやっと、みたいになってしまう。
これでは上達が遠のく。
スープで立って喜んでいいのはサーフィン初心者ではなく
サーフィン初体験の人だけだ。
まとめると
トロ厚い波に乗る
これも頭に入れておいて欲しい。
ちなみにいつもトロ厚の波が来るわけではないので
トロ厚>トロい波>トロ早い>掘れた波
この順番でオススメとなる。
ちなみに上級者が乗るような浮力の無い板だと
初心者はトロ厚い波だとパドル力不足で
テイクオフすら出来なくなる。
トロ厚い波でしっかりテイクオフ出来るような
浮力の多いサーフボードをチョイスしよう。
オーバーフロートは恥ではない。
カッコつけて薄い短いボードで乗れてない方が
よっぽど恥ずかしいし、上達の邪魔だ!
それに浮力のある板でトロ厚いメローな波に乗れたら
ものすごくキモチイイぞ!
良い波に乗ると脳内麻薬のエンドルフィンが出まくるぞ
そうそう、トロ厚い波の時はロングボード天国になる。
接触しないように要注意!
良い波に出会いたいなら潮回りをチェックする
初心者のうちは潮回りを意識出来てないと思うが
潮回りはサーフィンにとって超重要だ。
初心者向けの潮回りのタイミングは
干潮から1時間後以降
となる。
初心者といえどもサーファーなら
さすがに満潮干潮ぐらいは知っていると思うので省くが、
何故干潮から1時間後以降が良いかと言うと
どんどん波が満ちてきて水深が深くなり
初心者にピッタリな波質になりやすいからだ。
それくらいの潮まわりで海に入れば
丁度慣れてきたころに真ん中くらいの潮位になるので
練習にはピッタリだ。
バテた頃には満潮に近付き割れづらくなってくるので
そうなればお家へ帰る時間となる。
満潮から干潮に向かう、通称下げ潮だと
いつの間にか掘れた波になり
ショアブレイクとなってパーリング時に海底に叩きつけられたり
サーフボードが海底に刺さって折れたり
インサイドの岩で足を切ったり
散々な目にあうリスクが高くなる。
なので初心者は
干潮から1時間後以降の上げ潮で入る
これを覚えよう!
ちなみに干潮や満潮の前後1時間は潮が動かない。
なので潮が動き始める1時間後以降がオススメなのだ!
潮位はタイドグラフのついた腕時計だと
いつでも確認できるしサーファーっぽくてCOOL
海で使うなら薄い時計が邪魔にならなくてオススメ
タンロムはアプリで潮位をチェックしている。
そう、上げ潮で絶対に絶対に注意する事がある。
それは沖出しに注意しろ!だ。
沖出しとは沖へ向かう潮の流れ(カレント)だ
上げ潮の時に沖へ流されたら
初心者だと本気で帰ってこれなくなるぞ。
周りのサーファーとくらべて自分が沖に行き過ぎてないか
常時チェックするように!
そもそも初心者はそんな沖から乗れないので
上手い人のちょい後ろのラインぐらいで波乗りしよう。
決してライディングの邪魔をしないように!
風はサーフィンにとって絶対外せないポイント
どれだけサイズが程良くて、いい潮回りでも
風向きや風の強さで全てが台無しになる。
風がサーフィンに与える影響はとても大きい。
しっかりチェックしよう!
初心者のみならず良い波になる条件の風向きは
- 無風
- オフショア
- サイドオフ
- サイドオン
- オンショア
初心者にオススメなのは1・2の風向きで
3は良くも悪くも無く
4・5になると波の面が荒れてきて(チョッピー)
初心者は全く乗れないと思う。
風向きもそうだが、風の強さも超重要だ。
無風かやや風が吹いているくらいが最も良いが、
風が強すぎると普段は良いはずの
オフショアの風向きでは波が割れ無くなり
良い波が立たなくなる。
逆に風が強いオンショアだと風波が立ち
サイズがアップする。
風が強いサイドオン、サイドオフだと
カレントが強くなるので
浮力の強い初心者ボードで波待ちしていると
どんどん横に流されていってしまう。
流された先にテトラポットがあると
死の恐怖に襲われるぞ。
風向きや風の強さは波情報や
ヤフーの波予測(新しいウィンドウで開きます)
の、風向き・風速
の項目で確認できる。
ヤフー波予測は波のうねりの向きや波の大きさまで
無料でチェックできる万能ツールだ。
サーファーならチェックしておいて損は無い。
タンロムも毎日チェックしている。
それくらい風向きと風の強さはサーフィンに影響があるのだ。
まとめると
初心者は無風・オフショア・サイドオンの順でオススメ
風の強い日は要注意
となる。
サーファーが朝一に海に入る理由は
朝は風が吹かない事が多いからだ。
特に夏場は昼間にオンショアが強く吹く。
上手くなりたければ早起きしよう!
朝は入れないサーファーなら
夕方も風が収まる事が多い。
マジックアワーサーフィンがオススメだ。
あと、サーファーなら自分の行くポイントの
オフショアの向きは必ず把握しておくように。
東向きに面したポイントなら
西風がオフショアで東うねりを拾う。
分からないなら
ビーチコーミングを一冊サーフショップで貰ってきて
車の中に入れておく事をオススメする。
ビーチコーミングとは全国のポイントガイドや
その付近のご飯屋さんやサーフショップが載っている
超便利なフリーマガジンだ。
1冊あるだけでサーフトリップにも役立つ。
サーフショップで
ビーチコーミングください!と元気よく言おう。
出典先:ビーチコーミング公式サイト
ちなみにビーチコーミングは毎年新刊が出るが
内容は対して変わらないので
1冊あれば辞典のように長く使える。
まとめ
初心者向け良い波への出会い方をまとめると
- 自分にあったサイズのワンサイズ上
- トロ厚い波
- 干潮から1時間後の上げ潮
- 風向きは無風かオフショアで風は弱め
となる。
しかしサーフィンは自然が相手。
いつも良い波が立つとは限らない。
しかし良い波の条件を知っているのと知らないのでは
上達に大きな差が出る。
今まで何も考えずに海に入っていた初心者は
この記事を参考にして良い波に出会って欲しい。
そして良い波に出会えたら
腕も足も上がらなくなるほど、海で練習して欲しい!
良い波は、必ず君を上達させてくれる。
タンロムだって良い波に乗った経験はほとんど無い。
しかし上達した!と感じた時は
かならず良い波に乗れた時だった。
上達するにつれ、
掘れた波やサイズのある波にも乗れるようになってくる。
そうすれば、初心者用のボードでは物足りなくなってくる。
そのタイミングで新しいサーフボードに乗りかえれば
更に上のレベルに上達できる。
良い波に乗ったこともないのに、波を見る目もないのに
乗れないから・・・という理由だけでサーフボードを変えても
絶対に上達しない。
上手に乗れないのはサーフボードのせいではない。
上手いサーファーはどんな板も乗りこなす。
サーフィンが上手くならない人にありがちな事
ひとつ、最後に忠告を。
波グルメになるな!
波グルメとは、波情報で良い波じゃないと
海に行かないサーファーの事だ。
今日は○○だから、とか
今日は風向きが。とか
何かと理由をつけて海へ行かないサーファーは
絶対に上達しない。
あと、ポイントに付いたのに
じーっと何分も波を眺めているサーファーも波グルメだ。
この記事ではあくまでも良い波の出会い方を書いただけで
この条件以外では海に入るな!と言っている訳ではない。
オンショアの波も、膝波も
どんな波でも練習にはなる。
そもそもパドル力は海じゃないと鍛えられない。
良くない波質での練習の経験が
良い波に出会えた時に爆発する。
いろんな波質で海に入れば入るほど
良い波の見極め方も分かってくる。
まずはいっぱい海に入ろう!
この記事が悩める初心者サーファーの
上達のきっかけになれば嬉しく思う!
↓冬も快適にサーフィンしたい!そんなサーファーにオススメの記事
冬にサーフィンすると、メキメキ上達する!
初心者こそ冬サーフィンして欲しいので、是非記事に目を通して
快適に冬サーフィンを楽しんで欲しい!
おまけ サーフィンってモテるの?
これ、気になる人多いでしょ笑
リアルサーファーのタンロムが
赤裸々に語ったので、是非記事を読んでみてね!